manBoze とは。

今週の土曜、18日。
「manBoze」というイベントに参加します。
※当日のタイムテーブル発表になりました、
キムラは17時半から15分間、プレゼンテーションのため、ステージでしゃべっています。



http://vessel-inc.jp/manBoze.html


ホームページの仕様がたいへんクールな感じだからか、
「どんな催しなのか、よくわからない」
との声があるとのこと。


もともとは、
モンタナ州立大学(ボーズマン校)に留学していた学生さんたちが、
個々のモチベーションを上げるため、学校の課題とは別に、
年に一度、テーマに沿って作品を作って発表する機会をつくっていたものだそうです。


留学期間を終えて帰国、
それぞれが日本で制作活動や仕事にはげむなか、
「manBoze ART EXHIBITION」という名称でイベント化して再開。

参加者をマンボーズ時代の同級生に限らず、一般にも公募して、行われています。


元来、学生による制作と発表の機会だったからでしょう、
参加者には15分間のプレゼンテーションの時間が与えられます。
当日は順番に作品を発表し、
今回のテーマをどう受け止めて作品を作ったかを語り、質疑応答するという・・・。


美術大学卒業生なら、在学時代の「講評会」を思い出すかもしれません。
が、まったく、堅苦しいものではなく。
映像、写真、パフォーマンスにクラフトなど、ジャンルがいろいろなので、
作家どうしが
「えっ、これどうやって作ってるの?」
なんて、普段触れることのない技法や作品に、新鮮に驚いて質問をぶつけあうという、
なかなかさわやかな空気感というか、雰囲気が、あります。


わたしは、このイベントの主催者である友人に声をかけられまして、今年で3回目の参加です。


もともとのマンボーズメンバーは、いま、映像のお仕事されてる方が多いんですね。
なので、3年前は、映像作品が多かった。
その中で、
「じゃあ次は、てぬぐいの木村さんです〜」
と呼ばれたときの違和感ったらなかったですね・・・。


でも、プロジェクターが使えるというので、せっかくだからと、
「注染てぬぐいができるまで」の資料DVDを編集して、
職人さんの技を観ていただいたら、みなさんものすごく興味を持ってくださった。
発表後、作品のショートフィルムに出演されてた役者さんや監督さんから、
てぬぐいや、注染の技法について質問が相次いで、大変でした。
しかし、あれは今思い返しても、うれしい機会だったなぁ。


昨年のテーマは「エンパシィ(共感)」。
プレゼンでは、
てぬぐいがエンパシィを引き起こす重要な小道具になるということを、
近松門左衛門の作品「恋飛脚大和往来 新口村」という歌舞伎の演目を題材にお話したんですが、
ですが・・・
もう、プレゼンがですね、大変でしてですね、見に来ていたTさんに
稲川淳二みたいで面白かったから大丈夫だよ」
となぐさめられながら帰宅しましたね・・・。


さて、今回は「脱・稲川淳二」を目標にがんばる所存です。
今年からは会場も規模も大きくなり、参加者もそのジャンルも増えたので、
イメージトレーニングが難しく、当日、いっぱいいっぱいになることとは思いますが。
できるかぎり、稲川淳二じゃない方向でいけますように。


当日のプレゼン順とタイムスケジュールも、もうすぐ主催側から発表になるかと思います。
そうしたら、またお知らせしますので、ぜひ、お時間のある方は遊びにいらしてください。


発表時以外は、「やかんカフェ」でお茶を出すお手伝いをしていますので、お気軽にお声かけくださいね。




さてさて今日はこれから、染料の買出しと、
ご依頼いただいたお年始てぬぐいにかけるのし紙デザインの打ち合わせに出かけます。
お仕事がある。ありがたいなぁ。